けど、私の震えが止まったのは、相手の声に聞き覚えがあったからだ。 「なにしてんの、お兄ちゃん」 「なっ、俺はお兄ちゃんじゃねえ」 「はあ? なに言ってんの意味分かんない。ぜったいお兄ちゃんでしょ、そうでしょ?」