わたしは恭平に返してもらったばかりの少女漫画二冊の内、第一巻のページをパラパラとめくる。 恭平は珍しくまじめそうな顔して、わたしのほうを見ながら考えこむ。 そんなふうにじっと見られると漫画が読みにくい。