冬の冷たい風が吹いてから、オレンジ色のバスが到着する。 私は三つあるステップの、ちょうど真ん中を抜かして登る。 バスの中は、がらがらだった。がらがら、という音なんて全く聞こえそうにないくらいにすっからかんだった。