空を見上げて、手をかざしてみた。
君に、この想いが届けばいいのに、と
そんなことを思っていた。
ぽつ、ぽつ、と雨が降ってきて
手のひらはどんどん濡れていった。
そっか。
この想いは届かないようになっているんだ。
だから雨に邪魔されるのか。
そうしてこの涙も雨と一緒に流されて、
なかったことにされるのか。
この雨は、
君が拒んでいる証拠なのか。
どうして、雨はやまないのか。
<7>
君に、この想いが届けばいいのに、と
そんなことを思っていた。
ぽつ、ぽつ、と雨が降ってきて
手のひらはどんどん濡れていった。
そっか。
この想いは届かないようになっているんだ。
だから雨に邪魔されるのか。
そうしてこの涙も雨と一緒に流されて、
なかったことにされるのか。
この雨は、
君が拒んでいる証拠なのか。
どうして、雨はやまないのか。
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