汚れた天使














それから当たり前の様に俺は近くにあった施設に入れられた。





高校を卒業して自立できるまで…単にそれだけの理由で無理矢理入らされただけで…俺が施設で暮らす事は殆ど無かった。





中学くらいになれば俺が何かしなくても自然と女が周りに寄ってきた。




その女達と付き合うフリをしながら女の家に泊まったり金を貰ったりしながら生活をしていた。




周りの奴は大抵バイトとかで小遣い稼ぎしたりしていたが、俺は女を利用する事で暮らしていた。




自分でも最低な事をしているのは分かっていても、俺にはこうする事しか出来なかった。




両親に捨てられた可哀相な子…そんな哀れな扱いなんか受けたく無かった。




だから仕事をして稼ごうとか、施設に入って最小限の暮らしをさせて貰おうとか…そんな事は考えたくも無かった。




嘘ついて愛してるフリをするだけで生活出来るなら…その方が俺にとっては楽だった。





高校に上がってもその生活は続き…20代、30代の女と付き合ったりして俺の生活はかなり安定していった。





高校を卒業しても俺の生活は変わらず…いい加減バイトでもしてみようかと街をふらつき歩いていた時、見知らぬ男に声を掛けられた。






「あの!…よかったらうちの店で働かないかな?」




期待に満ちた笑顔を向けるこの男の一言で俺の人生は大きく変わった。