もしオーナーに何かあれば店はもちろんの事、ホスト全員が危機に立たされる。
それに俺は何よりオーナーにはずっと長い間お世話になってきた。
隼人にオーナーが運ばれる病院を聞いてすぐさま自分の車を向かわせた。
この世界に入った切っ掛けも店でNo.1になれたのも全部オーナーだと言い切れるくらい…俺はとても尊敬している。
時刻は深夜。タクシーが溢れ返り酔っ払い達がふらついた足取りで乗り込んでいた。
信号待ちの間に麗華に《〇〇病院に行く》と一言メールを打っておいた。
目障りなタクシーの群れを抜かしてハンドルをきつく握りながら病院へと急いだ。

