駐車場に着くと俺の車の横に誰かが座り込んでいるのが見えた。
真っ黒な俺の車の横には余りにも不釣り合いな真っ白な服を来た女が座り込んだまま静かに眠っていた。
「おーい、大丈夫?」
声を掛けながらどんなに肩を揺らしてもその女は全く起きる気配が無かった。
「はぁ…マジかよ」
煙草を口に佗えて深くため息を吐きながら、この女をどうするべきかを必死に考えた。
かなり熟睡しているのか、女はまだスヤスヤと安らかな寝息を立てていて起きる気配が全く感じられない。
考える事も面倒になった俺は、女を抱き抱えて車に乗せた後そのまま俺の家に向かった。
途中で警察にでも手渡そうかと考えたが、逆に俺が怪しまれると思いやめておいた。

