全て読み終えた後、麗華からの手紙を強く握り締めて嗚咽を漏らしながら泣いた。
俺は麗華に出会って色んな感情を知った。
俺の中に"喜怒哀楽"なんてものはずっとあって無いようなものだった。
麗華に出会って俺は本当の自分を知り本当の愛を知った。
麗華じゃなかったなら知ることさえ出来なかった沢山のものと出会った。
例え麗華の選んだ答えが俺を苦しめるものだとしても…それでいい。
俺の答えは今もずっとただ一つしかない。
間違ってるとか未来がどうとかそんなものは関係ない。
このままでいる方が俺にとっては辛かった。
麗華を忘れるなんてことは俺には出来ねぇから…