「あんな奴最初から止めときゃよかったじゃねぇか」 優希の言葉に顔を上げる。 「んっ……」 教室の中なのに優希は構わず私にキスをした。 「きゃぁぁぁぁー!」 優希のことが好きな女子もいっぱいいるのに……。 私はただ何が起こったのかも把握できないまま優希を見つめていた。 「俺ならお前を幸せにできると思うけど?」 そういって見つめ返す。