「妃菜?」

教室に戻ると妃菜は机にうつぶせていた。

「…雪菜?」

雪菜を見ると目にはクマができていた。

「どうしたの!?」

「雪菜!ホントにごめんね?

私ホント最低なこと言った!

ホントにホントにごめんなさい!」

妃菜は涙ぐみながら何回も謝る。

「妃菜だけが悪いんじゃないよ!

私もあの時は放心状態で…、

私こそごめん!!」

私が頭を下げた瞬間妃菜の頭にぶつかった。