「じゃあ、また明日」

「あぁ」

そう呟いて鬼柳君は私の腕を引っ張った。

その拍子で私は鬼柳君の胸の中に入る。

「あ、あのっ…」

顔がだんだんと赤くなって鼓動が速くなる。

「じゃあな」

そういって額に軽くキスをして歩いて行った。

…私、鬼柳君のこと好きなんだ。

優しい鬼柳君を知って、かわいい鬼柳君を知って。

いろんな鬼柳君に惹かれてしまったんだ…。