「ありがとな」 へ?? 「は??」 ただ魁人がお礼を言っただけなのに私と優希はきょとんとした。 だってあの魁人がお礼を!! 「なんだお前ら、人がせっかく礼を言ってやったのにその反応は」 「い、いや。まぁ、ちゃんと寝ろ。それと雪菜には手ぇ出すなよ!!」 そう言い放った優希は、頭をポリポリと掻いて部屋を出て行った。