「俺がまだあいつのこと考えてんじゃねぇかとか思ってんじゃないだろうな…」 図星をつかれた私は黙り込んだ。 「ホントに…、バカだな……」 魁人が話すたびに耳に息が吹きかかる。 「だって…、病気で死んじゃったなら…、ちゃんとお別れできてないんでしょ…?」 涙でぐちゃぐちゃになった顔を隠すために顔を埋める。 「あいつが死んだのは…、別れた後だった…、あいつは俺には病気のこと打ち明けてくれたんだよ…、幼馴染として…」 そういった魁人は私の顔を上げさせ涙で濡れた目にキスを落とした。