「やっと来たんか。遅かったやないか?」 目の前には高熱でふらふらと足取りもはっきりしていない魁人の姿。 「魁人!なにしてるの?ちゃんと寝てないとだめじゃない!」 私はお腹の激痛なんて忘れて大声で叫ぶ。 「明石、お前少し黙ってな」 若附君が私をにらんだ。 「うるせぇ…、てめぇ…こいつに手ぇだしてねぇだろうな……」 息も絶え絶えに話す魁人。 絶対に喧嘩が始まる。 今の魁人じゃ絶対無理だよ…。