「準備はできましたか~?」

明るい先生の声が響く。

「なんで俺がこんなことしなきゃなんねぇんだよ」

すっごく不機嫌な魁人。

「ま、まぁまぁ……」

だって一緒に行きたかったんだもん。

「では、バスに乗ってくださぁい」

「ほら、行こっ」

魁人の腕を引いてバスに乗った。