俺の恋人、英志(えいじ)は研究者だ。

年中、何かしらの実験や研究をしている。


同じ建物の中で、
料理作ってみたり、掃除してみたり
俺は毎日そうやって過ごしているけれど、
顔を見て、会話をする時間がとても少ない


だから、2、3人位なら寧ろ歓迎してもいいかもしれない。



でもな、流石に……。



「……100人かぁ……」


白衣姿の彼が、大勢。

みな一様に苦笑いを浮かべている。