俺は、そんなやる気のない日々をずっと過ごしていた。 ただ、憂鬱だった。 何でもない時間だけが無情に過ぎていった。 そして、そんな時間を紡ぎ、俺はやがて三年生になった。 三年生になっても何も変わらず、退屈な日々は続いた。 ケンが一人で全国制覇を目指し、俺たちはそれに適当について行く日々。 夏の本番に向けて、時と準備は着実に進んでいっていた。