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僕を好きだと言ってくれた人がいた



でも

僕はその人と距離を置いた



自分が傷つかないために

白いラィンを地面に引いて

これ以上仲良くならないようにと




本当は嬉しいかった



だけど自分の気持ちは

違う人の方を向いていて

その人が可哀想だと思った



だから突き放した



冷静になって考えてみれば

別に友達でも

良かったんじゃないかって

思ったけど

今更仲良くなんてなれないから

ただの他人

よく言えば顔見知り程度



君には散々な思いを

させてしまったけど

君のためだと思ったんだ



でもそれは

自分を守るための

盾でしかなかったんだ