「明日も来る?」 「気が向いたらね」 「来る?」 「疲れてなかったらね」 「来るよね」 「メールする」 「来てよ」 無邪気に笑うハットリ君。その頬に赤いペンでぐるぐる渦巻きを描いてやりたくなる。あまりにも無邪気だから。 「おやすみ」 こういう時にさらりとキスができたら格好いいんだろうけど、私には無理だった。笑って許して。