私がどれだけ真剣かをわかってくれる人は多かった。
中には私が正社員だと勘違いしてた人もいて、私が辞めると聞いて、「寿退社かー」なんてのん気に話しかけてきた人もいたくらい(笑)。
30女に結婚なんていうデリケートな話を嬉しそうに振ってくるその勇気に免じて笑って許したけど。
ま、これも私が女だったおかげかもしれない。
男性社員だったら求められるレベルはもっと高かっただろうし。その分プレッシャーは半端ない。
「女で派遣社員」…―
その前提があったから私は受け入れてもらえたのかもしれない。こういう時、自分が女で良かったと思う。
もちろん逆の時もあるけど。


