このグループの人たちはことあるごとに私と間瀬さんをくっつけようとする。最初は笑ってやり過ごしていたけど、ここまでしつこいと断る理由もなくなってくるから困る。


「いいじゃないですか、もう間瀬さんで。三島さんだってもうずっと彼氏いないんでしょ?」


自分は年上の彼女がいるからって上から目線だし。


「浮気の心配もないしお金もあるし。てか、お金の使い方知らないですからね、あの人」


あんた、一応間瀬さんより年下のくせに…遠慮というものを知らんのか。


「てか、三島さん…もう選んでる余裕とかないですよ、ぶっちゃけ」


言われなくてもわかってますけど!!!!!


…とは言えませんけど!!


まるっとしれっと全部余計なお世話なんですけど!!!


「なんでダメなんですか?」


それはこっちのセリフだ。


「なんでそんなに私と間瀬さんをくっつけたがるんですか?」