戦場のガールズライフ~派遣社員奮闘編~

ハットリ君は大きさもバラバラのお皿とコップを持って、キッチンから私のいる方に戻って来た。


「こっちって、おでん買うと味噌つけますかって言われるんだよね」


「おでんだけじゃないよ。ナスとかお豆腐とかにも味噌つけて食べるよ」


「あと味噌カツね。うどんも煮込むし…」


「つけてみそ、かけてみそっ♪」


「何、その歌?」


「知らないのっ?!」


他愛もない会話をしながら、ハットリ君と一緒におでんを食べていく。あ、手ぇ洗うの忘れた。ま、いっか。


おでんを食べているとだんだんと暑くなってきた。ハットリ君はそのまま食べ続けていたけど、私は箸を置き、コートを脱ぐ。


「…咲さん、どっか出かけてたの?」


コートの下から表れた黒い服を凝視しながら、ハットリ君が訊いた。