空色のキモチ

「このまま時間が止まればいいのにな・・・」


先輩が少し寂しそうな笑顔で言った。



「私も同じ事、思ってた」
きょとんとした顔の私。



「今日さ、美月のトコには行かなかったんだ。」

「何で…？」

「この前の…凜の涙がすごく気になって。。。」


「あの時は急に泣いて…困らせたよね…？」


「俺の事心配してくれてるのが、嬉しかった。」




嬉しかった…？


そんなふうに言われたら、どうすればいいのか困るよ。



「凜」

真剣な顔で優しい声で呼ぶ、先輩。