空色のキモチ

「ちょっとした感動話をしただけだよ。じゃ、俺は行くよー。凜ちゃんまたな!」



秀也先輩は伝票を持って颯爽と歩いて行く。


後を老いかけて、

「あっ!自分のはお金払います!」



「いーよ!ご飯つきあってもらったし。淳志とゆっくり話をしてやって!」





秀也先輩の笑顔を見て、なんとなく祐樹に似てる事に気付いた。



ハトコだったんだ・・・




以前から感じていた、どこか似てる雰囲気・・・




「秀也先輩におごってもらっちゃった。」




あっち君はすねたように、


「俺もおごってもらいたかったなー」

って言っていた。