空色のキモチ

心配そうな顔の私に、



「そんなに心配そうな顔しなくても大丈夫!誰にも言ってないから。もちろん淳志にも言ってないよ!」



運ばれてきたハンバーグを口に運ぶ。




「あっちゃんは多分…知ってますよ。親があっちゃんの両親には話したみたいだから。」




先輩は何か考えてるようだった。

私は熱々のドリアをフーっと冷ましながら食べる。




「淳志は凜ちゃんの事まだ想ってると思うんだ。それが恋愛感情かはわかんねぇけど…結構強がるからな。」




「ちゃんと話した方がいいのかな?ゆっくり話す時間が取れればいいけど…」





先輩は食べ終わって携帯を見ながらコーヒーを飲んでる。



「今日は無理なの?今、取材が終わったってさ。早く終わったみたいだな。」



今から??




迷ってる私を無視して先輩はあっち君に電話してる。