空色のキモチ

一也先輩は少し遠い目をしている。



まだ彼女の事を想っているように感じた。





「まだ好きなんですか?違ってたらごめんなさい。」

デザートのケーキをつつきながら聞いてみた。




少し照れながら、


「なかなか忘れらんないよ。マジで好きだったからね。内緒にしろよ〜」


私の頭をぐしゃぐしゃにしながら言ってた。




「言わないですよぉ。でも一也先輩のイメージが崩れた感じ。」




「そう?俺だって凜ちゃんがこんなに話しやすいって思わなかったよ。」






お互いに話しにくいって感じて避けてたのがもったいなかったな・・・




話せば案外いい人で楽しかった。