『何してるの?』

「サンドウィッチ作ってるの。お腹空いてなかった?」

『お腹ペコペコだよ。愛莉が料理を作ってくれるの初めてだね』

「良かった。でも料理上手な聖也に比べたら、出来は月とスッポンだからね」



聖也は美味しそうにサンドウィッチを食べてくれた。


嬉しくてニコニコして聖也を見ていたら、聖也に笑われてしまった。



「笑わないでよ////」

『可愛いなと思ってね』

「からかわないで!!////」

『素直に思ったことを言っただけだよ。それより、テレビ見るようになったんだね』

「うん。今後の自分のこととか、将来のこと考えたらいつまでもテレビ見ないわけにはいかないなと思って」

『将来?』



聖也は不思議そうな顔をして考えている。


今までテレビをつけようとすると私が頑なに嫌がっていたから、不思議でしょうがないんだと思う。