『悪ぃ。見た目で判断されたくねぇよな』

「え?」

『俺もよく見た目で判断されんだよね。口開くともっと優しい人だと思っただの、冷たいだの色々好き勝手言われる』

「そうなんだ…」

『てめぇが勝手に良いように思い込んでただけなのによ』



同じこと思ってる人いたんだ。


そう思ったらなんだか嬉しくなった。


蓮はペットボトルの水を飲みながらテレビを点ける。



「…お風呂入ってくる」

『あぁ』



テレビを見たくなくて、私は逃げるようにバスルームへ向かった。


一緒に住んでる以上今後はテレビ避けられそうにないかもな…。