蓮は何やら肩をがっくり落として、料理を噛むのではなく飲み込むように食べた。


終いには流し込むようにコーヒーを飲んだ。


ムカつく。


いや…文句言わず食べてくれたって事は実は優しい奴なのかも。



『不味かったぁ!!次はちったぁマシなの作れ』



…やっぱムカつく奴だった。




食器を洗っていると着替えた蓮がリビングにやってきた。


…えッッ!?



「高校生ッッッ!?」

『あ!?いくつだと思ってたんだよ』

「同い年くらいだと思ってた…」

『愛莉と一緒にすんな。まだ高3で全然若ぇし』

「…おばさんでごめんなさいね」



最後の最後までムカつく事を言って出てった蓮。


朝からこんなにムカついたの初めてッッ!!