「愛莉っ!!お待たせぇ~!!」

「久しぶり。元気そうだね」

「まぁね」



聖也と別れてから3年が過ぎた。


私たちももう社会人で、今日は久々渚と会った。


渚はOLで、平日はずっと仕事だから、本当に会うのは久しぶり。



「取り敢えずどっか入ろうよ。お腹空いちゃった~」

「そうだね」



渚と入ったカフェは、大学時代によく来ていたカフェ。


ここに来ると色んなことを思い出す。



「仕事はどうなの?」

「まだよく分かんない。覚えることがたくさんあるんだもん」

「渚は大人っぽくなったよね」

「そうかなぁ?愛莉は変わんないね」

「私はたいして生活変わってないからねぇ」



大学生じゃなくなっただけで、仕事はなにも変わってない。