『罰はそのつど発表させていただきます。なお、みなさんが腕につけている腕輪の破壊も禁止します。違反者には容赦なく罰を与えます』

まるで念を押すかのように罰を主張する女の声。

「へっ・・・・・じゃあ、教えてもらおうじゃないの、その罰ってのをさ!」

隼人は腕を壁に叩き付け、腕輪を破壊した。

「西嶋ぁ・・・・・・・っ」

雪菜はいやな予感がして叫んだが、もうそれは遅かった。

「おら・・・罰ってのを教えろよ」

『・・・・まさか、自ら罰を・・・・・では、遠慮なく罰を与えます』

と同時に、隼人の体が光り、轟音が響いた。

「!!!!」

ドサっと、黒い塊が床に叩きつけられた。

悲鳴があがったのは、その数秒後だった・・・・・・。