「ほう、投降か。」
カツカッ-
「ま、率いた戦力は壊滅、リーダーも死んだんじゃあそれしかないわな。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
な、何コイツら!強いってゆーより凶悪な気をまき散らしてる・・・!
「せっかくわざわざ応援に出向いたのに着いた途端投降とかありえまセーン。」
「なあよぉ前田ぁ他数名ぃ、いつまで死んだ大島のとこにいるんだってんだよッ!!」
ドカッ
なっ!コイツ、死んだ憂子を蹴り飛ばした!
「目も当てらんねぇんだよ篠田前田!お前らがシャンとしないせいで壊滅して娘もこうなって、この板野様親子の立場ってのをどうするつもりじゃ!あぁ!?だいち大島もくたばりやがって!報告できねーし立場もヤバいだろうが!」
「クッ!憂子さんの死を早めたのは板野総責任者なのに・・!」
「責任?」
「あの男は板野総責任者、革新社化神戦闘部門の総責任者よ。前々から憂子さんには持病があった。メキシコ行が決まった時には余命一ヶ月と宣告されるほどだった。憂子さんは残された余命を静かに送るつもりだった、だがあの男は、その宣告後化神の矢で無理やり憂子さんの化神をV2進化させた。それは心身にかなりの負荷をかけるやり方で、結果初子さんの余命は大幅に減った・・・。それもメキシコでアンタらを殲滅してこの功績で更に出世しようとしての行動だった!」
そ、そんな・・・!
「大島も使えねぇよな!死ぬなら死ぬで敵化神使いをかなり減らせってんだよ!」
ドカッ
また!
ムッカァァァァァァァァァ
恵里菜がまた夢喰いに・・・?
「恵里菜、気持はわかる!」
「杏香ちゃん?」
「でもこの男だけは、この藤林杏香がやる!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・
「清士郎も他のみんなも異論はないね?」
「藤林、こうなったお前に異論出しても無駄だからな、キチッと片付けるんだな。」「もち!」「じゃ、私たちの怒りを代わりに任せる。」「徹底的にいてこましたれ!」
みんな、Thanks!強敵(とも)の魂の尊厳のためにも勝つ!