どれくらい俺は考えこんでいたんだろう……。 「翔~希♪帰ろ~」 そう愁に声をかけられて俺は今放課後なのだと気づいた。 「……俺今日仕事だ」 始めてだ。 こんなの……。 仕事の事が頭から消えるなんて……。 そんな変化を読みとったのか愁は俺をジッと見つめる。