「……な…にすんのよ!!!!」 あたしはそう言いながら中崎翔希を睨む。 中崎翔希はあたしが噛んだ唇を舐めてあたしを見ている。 「何? お前始めて?」 そう話す中崎翔希はあたしを鼻で笑っていて…… 悔しい。 悔しいのに。 心とは裏腹にあたしの瞳からは涙がこぼれたー……。