「そっ……そうですか……」 メガネ男は震えながらそう言うとファイルに挟んである紙にメモを取ろうとペンを向ける。 「あっ……!!!」 メガネ男の手からはペンが転がり落ちた。 …おい。 ……俺はいつ由梨の所へ行けんだ?