俺は遅れて教室に戻り自分の席に座る。 ………由梨……もう俺の女なんだよな…? マジ俺の心臓バクバク鳴ってるし。 俺は顔がニヤけるのを感じながら由梨の席の方を見る。 …………何だアイツ。 見覚えの無い男が自分の席から由梨に手を振っている。 ………気にくわねぇ。 俺は自然とその男を睨む。 由梨はソイツを無視して席に座った。