「やっとSH終わったよ紫乃~」 あたしは机でうなだれながら紫乃に話す。 今日のSHはいつもより長かった。 理由はごぼうくんが何回も無言になったから……。 無言になるたびにごぼうくんがあたしの方を見ていたと思うのは気のせい? 「KAITO最高ぉ~♪」 紫乃は相変わらず雑誌を読んでいる。