「では何故先程わたしがあの方の手を掴んでいた時わたしを蹴り飛ばしになったんですか?」 「…………………」 俺はまた足を止める。 そして振り返らずに口を開く。 「あのままアイツに触れてたらお前の手…腐ってたぞ」 「ではわたしのために!!??」 俺は今度こそボディーガードを無視して病院を出る。