「キャーーー」 朝学校に登校すると必ず聞こえる女子達の奇声。 あたしは耳に手をあてて顔をしかめる。 「翔希~」 「翔希~」 色々な所から同じヤツの名前が叫ばれている。 あんな高い声毎日出してて喉おかしくなんないの? あたしはそう思いながら教室へと向かう。