たくさん恋をし、たくさんの経験をしてきたけれど、
あまりにもくるしすぎて、この恋ではじめて
自分を傷つけることを覚えてしまった。理由なんてない。
気付けば右手にカッターが握られている。
たったそれだけのことだったんだ。