昨日の深夜
帰宅した彼を警察が待っていた。
犯人は両親を巻き込み、彼を陥れようとしたらしい。

結局、前回の件もあり、警察で規制法を強く勧められたが、両親に泣かれたことや将来を考え、彼は念書にサインをすることと、今すぐ遠くへ引っ越すことを条件に解決させた。


彼女は朝になっても居ない彼を不信に感じ、会社で初めて事の顛末を聞いて泣いていたそうだ。


そして今日は仕事から帰ってから、部屋に閉じこもったまま…

その一方で独り反省会を続ける彼。


どうしようもないくらいの暗い雰囲気で埋め尽くされていた。







「あぁ、もう。さっさと部屋行って寝ろ!
つか、こういう時はぎゅうってして欲しいの。ぎゅうって

…風呂入ってくる」







彼が悩むように、彼女だって同じように悩んでる。
例え、悩む所は違っても方向性は同じ。

だったら2人で分かち合えばいいだけの話。