―――side 麻衣―――
「・・・・・・」「―――。」
「――――――?」「・・・、―――。」
ガチャッ
「ただいまー。・・・あら?」珍しいわね、男物の靴があるなんて。
「・・・あ、そっか、今日だったのね。和志が来るの。」
こないだ夕菜が珍しく慌てながら話してたっけ。
・・・ちょっと顔出して見ようかしら。流石にもうあたしのことは諦めただろうし。
そう思い立つと、麻衣は娘の部屋へと向かっていった。