「面白そうな先生だよね‼」


「面白いぞーあの先生は。」


「亜梨紗、お友達はできたの?」

洗い物をしていたお母さんが聞いてきた。


「私はまだできてない…

けどつばさは、隣の席の宏樹君って人と仲良くなってた‼」


「宏樹君って間中宏樹君?

あの、新入生代表の挨拶してた…」


「そうそう‼」


「つばさちゃんやるわねー」


「でしょでしょ?」

私が腰に手を当てながらふんぞり返っていると


「何で亜梨紗が誇らしげなんだよ」

とお兄ちゃんに突っ込まれた。