「つまんないって…亜梨紗ねぇ…」


「それは置いておいて!!

高校楽しみだねー!!」


「あぁ…そうやって話を…

ま、確かに楽しみだけどね。」

ぐーっと伸びをして、亜梨紗の頭を撫でる。


「つばさ、帰るの?」

歩き出した私の背中に亜梨紗が問いかけた。


「うん、お母さんが家で待ってるだろうし。

また春休みね!!」


「そっか…春休み遊ぼうね!!」

亜梨紗に手を振り、学校を出た。