私と亜梨紗は同じ学校を受験する。


だから、お互いに問題を出し合ったりしているんだ。


「…あっ亜梨紗!!

この前の合格判定どうだった…?」


「60%以上にはなったよ!!」


「そっか…追い込み頑張ろうね!!」


「うん!!」

私達が頷くと、丁度先生が入ってきた。



席に着き、朝のホームルームが終わると授業が始まった。


一時間目は化学


ノートを開いて、自分の字を眺める。


《キレイなノート…かぁ…》


少し口元が緩んだのがわかった。