「良く来たな、華。会えて嬉しいよ」



雄一の腕の中は温かくて、あたしはすっかり安心を取り戻した。


「ゆういちぃ~

あたし……

だって、父が……」


「わかった。

わかってる。

ゆっくり話聞くから」




優しく抱きしめられ、あたしの凍えた心は溶けていった。