――ヒュ~ゥ、ズッ、ドン! 見上げた空に、川原全体を覆うような、大きな大きな大輪の華が咲いた。 流れ落ちる、その一つ一つの小さな華の一片が、真っ暗な夜空に吸い込まれるように消えていく。 「あれが、三尺玉」