「華……」 今、俺の呼びかけに振り向いたのは、紛れもなく華で。 俺の心を占めて溢れる、愛しい女。 俺の気持ちは、もう揺るがない。 「いつまでも、俺の花火でいて……」 大曲の夜空に上がった、大輪の三尺玉に、俺の想いを込めた。