どうしよう。
まさか食事に誘われるとは
思ってなかった。
大人の人と食事に行けるような服なんて
持ってるはずがない。
よし、こうなったら。
プルルルルル……
プルルルルル…
《はい、もしもーしっ》
「七海、明日あたしに付き合いなさいよ!」
《ん?いいけど、どうしたのー?
なんて言われたぁ?》
「食事に誘われた。」
《………食事に誘われたぁぁ?!》
七海が耳元で叫ぶ。
「うっさいわ、バカ。
明日買い物行くから。」
《え、え、食事?
…きゃーー!
それって結構いい感じじゃん!!》
耳がキーンとしてきた…
「そういうことはないって。
とにかく、明日付き合いなさいよ!」
《はーいっ!》
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