4月と言えば、桜の季節。
私こと、高田 仁弥子(タカダ ニヤコ)もついに高校生♪



「仁弥子♪」

声のした方を見ると、親友の大塚亜里沙(オオツカ アリサ)が手を振っていた。

「あ~ちゃん!!!」

私は、亜里沙の元に駆け寄る。


亜「仁弥子!!久しぶり!!元気にしてた??」

「うん、あ~ちゃんは??」

私は中学3年生の半ばに、両親を事故で亡くした為、遠い親戚の家に厄介になった。

亜「仁弥子がいなくて、寂しかったよぉ、戻ってこれて良かったね♪」

「うんっ♪」

高校を同時に、親戚の家を出て地元に帰って来た。

亜「向こうで何かされなかった??」

「ん・・・たぶん?」

亜「なんじゃそりゃ」